水道管事故 マンション給水設備の老朽化 水道設備の見直しのタイミング

公開日:2025年02月28日

埼玉県八潮市で発生した排水管破損と道路の陥没事故は、その被害の大きさから多くの注目を集めました。さらに、間を置かずに所沢市でも給水管の破損事故が発生し、破損箇所から大きな水柱が上がるなど、その深刻さが浮き彫りになりました。 給水管や排水管は、普段目にすることが少ない設備ですが、このような事故が発生し報道されることで、老朽化の問題が改めて明らかになります。 給水 マンションもひとつの「街」と考えれば、こうした事故が起きた時こそ、ライフラインのひとつである共用部の水道設備について、メンテナンスの重要性を見直す良い機会ではないでしょうか。

マンションの断水にはどのような原因があるの?

マンションで発生する給水設備の事故やトラブルは、最悪の場合「断水」に直結します。その原因はさまざまですが、主に以下のようなケースが考えられます。

❶マンション外のトラブル(公共水道設備の事故)

自治体が管理する水道本管や配水施設で事故が発生した場合、マンション単体では対処できず、行政の対応を待つしかありません。

❷マンション内の設備トラブル

マンション内の断水は、給水方式や設備の状態によって原因が異なります。
・給水管の破損:配管の老朽化や腐食により、水漏れや破損が発生することがあります。
・貯水槽や高架水槽を使用する場合:ポンプの故障や、停電によるポンプの停止が断水の原因になります。
給水ポンプは、人間で言うところの「心臓」のような役割を果たしており、こまめなメンテナンスが必要不可欠です。

水道(管)設備の老朽化は、どうやって調べるの?

建物の外壁であれば、ひび割れや塗装の剥がれが目視で確認できますが、水道設備の老朽化は普段意識することが少ないため、劣化の兆候を見逃しがちです。

お住まいのマンションの給水設備の状態を調査する方法として、以下の3つが挙げられます。

1.修理履歴の確認と目視点検

・配管の材質や設置年数を確認
・水道設備専門業者による目視調査

2.水圧試験・水質検査

・水圧の変化を測定し、漏水の可能性を調査
・水の濁りや水質検査を行い、給水管内部の劣化状況を確認

3.内視鏡調査・抜管調査

・スコープカメラを配管内に挿入し、錆や詰まりの状態をチェック
・水道メーター周りの管を抜管し、内部の腐食状況を調査

給水設備の更新や更生工事をするタイミングの目安は?

1. 耐用年数を考慮する

耐用年数を超える前に、予防的なメンテナンスを検討すると大規模な修繕コストを抑えられます。

2. 劣化症状が現れたとき

次のような劣化症状を目安にしましょう
・赤水や水漏れが頻発する
・ポンプの異音や振動が大きくなる
・修理頻度が増えている

3.給水方式を変更するとき

築年数の古いマンションでは、高架水槽方式(屋上の貯水槽から給水)が使われていることが多いですが、近年は直結増圧方式(水道本管の圧力で直接給水)が主流になっています。

このため、老朽化が進んでいる場合は、給水方式の変更も視野に入れるとよいでしょう。

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事故を教訓にしてマンションの水道設備を見直す

水道設備の事故は、被害を受けた方にとっては大きな負担となります。しかし、こうした事故が発生したときこそ、マンション内で水道設備について意見交換し、対策を考えるべきタイミングといえるでしょう。

マンションの給水設備は、普段意識することが少ないかもしれません。しかし、ひとたびトラブルが発生すれば、断水や水漏れにより生活が大きく影響を受け、修繕費用も高額になることがあります。

このような事故を他人事と考えず、日頃からメンテナンスの重要性を理解し、計画的な修繕を行うことが、安心で快適な暮らしにつながります。

今こそ、住民全員で**「私たちのマンションの水道設備」**について考え、適切な管理・維持を進めていくべきではないでしょうか。

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