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マンション耐震工事 水道設備の地震対策 マンションの災害対策が進まない理由

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マンション耐震工事 水道設備の地震対策 マンションの災害対策が進まない理由

公開日:2024/11/14

マンションの老朽化問題と地震などの災害対策は密接に関連しています。
 
建物や設備の老朽化は一般的に長期修繕計画に基づいて対応されますが、建築年代や老朽化の進行度によっては、計画通りに修繕を進めたとしても「耐震性」や「災害時の設備保全」が十分とは限りません。
 
災害時に被害を最小限に抑えるためにも、老朽化対策、特に耐震対策は緊急の課題と言えるでしょう。

目次

◯マンションの耐震対策の現状はどうなっているの?
◯マンションの地震に対する備えが進まないのはなぜ?
◯もしもの時にマンションの水道設備を守る為には具体的に何をすればよいの?

今週のもっと知りタイム

老朽化や耐震対策の議論を妨げる管理組合員の「高齢化問題」

マンションの耐震対策の現状はどうなっているの?

国土交通省の「令和5年度マンション総合調査」
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk5_000058.html

によれば、国内のマンション約6.3棟に1棟が耐震性に不安を抱えている現状です。

現在の耐震基準は1981年6月に改正された建築基準法に基づいており、それ以前に建てられた建物は「旧耐震基準」として分類されます。2022年末時点で築40年以上のマンションは約125.7万戸に達し、その多くが旧耐震基準に該当します。さらに、物件全体の約2割が旧耐震基準のままで、新耐震基準による診断を受けていない物件は全体の1割以上を占めています。

マンションの地震に対する備えが進まないのはなぜ?

調査では、耐震診断を受けた建物の約15.9%が「耐震性に問題あり」とされているにもかかわらず、マンション全体の3棟に2棟では老朽化対策についての話し合いが住民の間で行われていません。

その背景には、以下の要因が挙げられます。

1予算不足

建築費の高騰や計画の甘さによる修繕費の不足

2管理組合の高齢化

役員の約20%が70歳以上であるためリーダーシップ不足が課題

3震災意識の低さ

住民間で地震や災害への意識が十分に高まっていない

もしもの時にマンションの水道設備を守る為に具体的に何をすればよいの?

マンションの「老朽化」や「地震」に対して水道設備を守るためには、以下のような具体的な対策が有効です。

1耐震補強

建物全体を耐震補強することで、設備の破損や配管の損傷を防ぎ、水道設備を保護します。特に水槽やポンプ室への耐震補強は重要です。

2配管等水道設備の耐震化

フレキシブルな継手や耐震性のある配管材を使用することで、地震による破損を防ぎます。水道タンクやポンプ装置は、耐震対策済みのフレームや支柱に取り付けることで、損傷を最小限に抑えることができます。

※画像はNHK知ってトク東北より引用https://www.nhk.or.jp/sendai-blog/update/490404.html

3緊急時の自動停止装置

地震感知センサーを設置し、揺れを感知した際に自動的に給水を停止する装置を導入することで、配管破損による水漏れを防ぎます。

4定期点検とメンテナンス

老朽化を防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが必要です。不具合や劣化が見つかった場合は早期に修理や交換を行い、特に古い配管や水槽は耐震仕様の新しいものに交換することを検討しましょう。

 

★★★もっと知りタイム★★★

老朽化や耐震対策の議論を妨げる管理組合員の「高齢化問題」

管理組合の高齢化は、老朽化や耐震対策の議論を妨げる要因の一つです。データによると、管理組合役員の約70%が50歳以上であり、1979年以前に建設された物件では役員の1割が80歳以上を占めています。
 
高齢化が進むことで、判断能力の低下が老朽化対策の議論を停滞させる可能性もあります。また、差し迫った危機感がない案件については、耐震対策だけでなく、問題を先送りする傾向があることも指摘されています。これには、住民の高齢化が大きく関係していると考えられます。
 
さらに、景気悪化を背景に新築マンションの購入率が徐々に低下し、中古マンションを選ぶ人が増えています。購入者には、価格や間取りだけでなく、耐震性や管理組合の構成にも注意を払うことが求められています。

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