公開日:2023年06月10日

マンションの水道設備にとってポンプは、人間の身体で例えるならば「心臓」の役割を担う重要な設備です。
給水設備に使用されているポンプは、その建物の給水方式によってさまざまな種類のポンプが使われているだけではなく、呼び方や機能も多く、素人には理解が難しいように感じます。しかし自分が住んでいるマンションの給水方式を理解すれば、トラブルにもスムーズに対応することができます。
目次

そもそもマンションの水は、どうやって各家庭に届いているの?
マンションの給水設備は、大きく分けて3つの方式がある
マンションなどの集合住宅やビルでは、重要なライフラインのひとつである「生活用水」を各部屋 へどのようにして届けているのでしょう? 建物の「世帯(部屋)数」「階数(建物の規模)」「築年数」などにより、水道設備は様々な形で設計 運用されていますが、基本的な給水方式は
❶高架水槽方式 ❷加圧給水方式 ❸増圧直結給水方式 の3つに分類することができます。
サイト内別ページでも詳しくご案内しています。
https://www.sankou-setsubi.co.jp/services/kyusui-pomp.html
「溜めてから給水」するためには必ず「タンク」と「ポンプ」が必要
近年では水道本管の水をその水圧を利用して各家庭に送り込む「増圧直結給水方式」を採用、また は給水方式を変更するマンションが増えてきていますが、一定の年数が経つマンションや水圧が足 りない地域の建物では、一度「受水槽」に水を溜めてそこから各部屋に給水する方法か、


「受水槽」から屋上の「高架水槽」まで一旦汲み上げ、そこから各家庭に自然流下を利用して給水 する「高架水槽方式」のどちらかの方式となります。4階以上の建物では高層階へ給水をするため には、ポンプを使っても供給が難しいので「高架水槽方式」を採用することか一般的です。
そしてそれぞれの方式には、配管や建物の規模に合わせたポンプが必要となります。
それぞれのポンプの特徴(メリットとデメリット)
「揚水ポンプ」は、屋上高架水槽の水が一定量以下になると、自動的にスイッチが入り受水槽から 汲み上げる仕組みになっていますので、比較的電気代がかからない点が特徴です。ただし、「受水 槽」「高架水槽」などのタンクを経由するため水の「鮮度」が落ちる点と、当然ですがタンクの管 理・清掃のメンテナンスが必要となります。
「加圧ポンプ」は「受水槽」から直接各部屋へ水を圧送します。高架水槽が必要なくなりますので、 衛生面への配慮や(高架水槽分の)メンテナンスコストが削減できるメリットがありますが、ポン プの電気代が高い点や停電時に給水が止まる点などのデメリットがあります。
「増圧ポンプ」は「給水本管」からその圧力をそのまま利用して各家庭に給水する時に、足りない 水圧を上げる役割をしています。「ブースターポンプ」と呼ばれるのもそのような理由からです。
増圧ポンプはマンションの住民が一斉に水道を利用して水圧が下がった時などの「補助的な加圧」 をするものだと考えて下さい。なので構造もシンプルですし外観も非常にコンパクトです。普段は 作動していませんので電気代も安く済みます。デメリットは特にないと言ってもいいでしょう。
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ポンプの不具合や停電で断水はおきてしまうの?
ではポンプの不具合や故障で「断水」はおきるのでしょうか?
受水槽から、または高架水槽を使っているマンションでは、故障を見据えて複数台数のポンプ
を設置してあり、交互に運転していますので1台止まっても問題はありません。
ただ、何らかの原因でポンプ全てが故障してしまうと、受水槽からの給水は止まりますし、高架
水槽を利用しているところでも、貯水されている分量の水を使いきると断水は起こります。
一方増圧ポンプを利用した給水では、基本的に本管の水圧で各家庭に給水されますので、多くの 家庭で一斉に利用すると水圧が下がるなどの症状はでるかも知れませんが、給水自体が止まるこ とはないでしょう。
ただやはりポンプの故障が起こってしまうと修理の費用も業者任せになり、「割高」になる傾向 がありますし、原状復帰を優先するため、メリットの多い「増圧直結給水方式」への変更を検討 する時間もなくなります。
なので、法定点検時やトラブルが起きる前にポンプの寿命などを確認して、水道設備の環境を 見直すことをおすすめします。
参考記事https://www.sankou-setsubi.co.jp/services/kyusui-pomp.html


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