マンションの直結給水切替はメリット多数!費用削減と切り替え条件を解説

公開日: 2023/06/19  / 更新日: 2026/07/23

直結給水方式の解説イメージ

「受水槽の定期的な清掃費や維持管理コストがかさむ」「水質や衛生面が心配」とお悩みのマンションオーナー様や管理組合様は少なくありません。そうした中で、水道設備の専門業者だけでなく全国の自治体・水道局も積極的に導入を後押ししているのが「直結給水方式」です。

受水槽を介さずに新鮮な水を直接各戸へ届けるこの方式は、水質の安心・安全を高めるだけでなく、将来的な修繕費用や電気代の削減、さらには敷地の有効利用など、建物管理における数多くのメリットをもたらします。本記事では、自治体が推奨する理由から具体的な3大メリット、切り替えに必要な設置条件まで詳しくわかりやすく解説します。

アイコンこの記事のポイント

この記事では、自治体が推奨する「直結給水方式」のメリットや切り替えに必要な条件について解説しています。おさえておきたい主なポイントは以下の通りです。

【各自治体が推奨する信頼性の高さ】

行政や水道局が公式サイトで直結給水への切り替えを強力に推進しており、極めて信頼性の高い給水方式です。

【直結給水方式がもたらす3大メリット】

受水槽を通さず「いつでも安全・新鮮な水」が届くほか、「維持管理コストの削減」「受水槽跡地の有効利用」が実現できます。

【切り替え工事に必要な条件と対策】

本管の水圧や建物の階数調査が必要ですが、水圧不足の場合でも増圧ポンプの設置等により多くの建物で切り替えが可能です。

直結給水方式のイメージ

各自治体が直結給水方式を推奨しているって本当?

水道局のサイトイメージ検索エンジンで「直結給水方式」と検索すると、民間業者だけでなく「各自治体の水道局」の公式サイトが数多く上位に表示されます。どの自治体でも直結給水への切り替えを強力に推奨しており、発信されている推奨理由やメリットも共通しています。

公平性と安全性が求められる公共機関がこれほど強く推進していることからも、直結給水方式のメリットは非常に確実性が高いと言えます。ご所有の建物がある地域を管轄する水道局のホームページでも、一度詳細を確認してみることをおすすめします。

【参考】東京都水道局「直結給水見積もり・切替工事について」
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/chokketsu/kirikae/

直結給水方式に変更する3つの大きなメリット

直結給水方式への変更は、水道水の安全性を高めるだけでなく、建物の維持管理コストや敷地利用の面でも大きなメリットを生み出します。従来の「受水槽方式」で課題となっていた点を解消する、主な3つのメリットを詳しく見ていきましょう。

メリット1:受水槽を経由しないため、いつでも安全・新鮮な水が供給される

安全な水イメージ従来の受水槽方式では、水道本管から送られてきた水を一度タンクに貯留してから各戸へ給水するため、水が滞留しやすく、気温の上昇に伴う残留塩素の低下や、タンク内の衛生劣化が懸念されていました。直結給水方式であれば、水道本管から供給される安全で新鮮な水が直接蛇口まで届きます。タンク内で水が空気に触れることがないため、濁りやニオイのない美味しく安全な水をいつでも利用できるのが最大の強みです。

メリット2:タンク清掃費や電気代、修繕費などの維持管理コストを劇的に削減できる

設備配管イメージ受水槽を運用する場合、建築物衛生法や水道法に基づき「年1回の定期清掃・水質検査・法定点検」を行うことが義務付けられており、毎年継続的な維持費がかかります。また、加圧ポンプや揚水ポンプの稼働に伴う「電気代」や、機器の経年劣化による「修繕・交換費用」もオーナー様や管理組合様の大きな負担となっていました。直結給水方式(直結直圧式)に切り替えることで、受水槽の清掃・点検費用やポンプの稼働電気代が不要(または大幅減)になり、長期的なランニングコストを大幅に抑えることが可能になります。

メリット3:不要になった受水槽を撤去し、駐車場や駐輪場として敷地を有効活用できる

受水槽撤去前のビフォー受水槽や高置水槽は、敷地内や建物内の貴重なスペースを大きく占有しています。直結給水に切り替えて受水槽を撤去することで、その跡地を新たなスペースとして有効活用できるようになります。例えば、「月極駐車場や駐輪場の増設による収益化」「住民用のゴミ置場・防災倉庫の設置」「宅配ボックスの増設」など、敷地空間の利便性を高めるリフォームを行うことで、建物全体の資産価値や入居者満足度の向上に繋げることができます。

直結給水方式に変更するためには、どのような条件があるの?

まずは信頼できる経験豊富な専門業者に調査を依頼する

現地調査の様子多くのメリットがある「直結給水方式」ですが、すべての建物で今すぐ無条件に導入できるわけではありません。施工にあたっては、地域ごとの水道計画や技術基準を満たす必要があるため、まずは実績豊富で信頼できる設備施工業者へ相談・現地調査を依頼することが第一歩となります。

確認・クリアすべき主な施工条件とは?

直結給水への変更にあたり、主に以下の項目について事前調査と協議を行います。

  • 配水本管の水圧確認:建物前面の道路に埋設されている水道本管に、上層階まで水を押し上げる十分な水圧があるかを水道局へ照会・調査します。
  • 建物の階数と戸数:一般的に3階建て程度までは本管の水圧のみで給水する「直結直圧方式」が可能ですが、4階以上の建物の場合はより詳細な検証が必要です。
  • 増圧ポンプ(直結増圧方式)の検討:本管の水圧だけでは不足する場合でも、敷地内に「増圧給水ポンプ」を設置する「直結増圧方式」を選択することで、中高層の建物でも条件をクリアして切り替えることができます。
  • 既存配管の口径と老朽度:建物の引き込み管の太さ(口径)が確保されているか、配管の耐久性に問題がないかを確認し、必要に応じて部分的な配管更新工事を組み合わせます。

水道局指定の工事業者と適切な工事計画を立て、行政への申請(特例申請など)を正しく行うことで、条件をクリアしてスムーズな切り替え工事を進めることが可能です。

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【まとめ】直結給水方式への切り替えで衛生面の安心と維持コスト削減を実現しよう

直結給水方式は、水道水の安全性を高めるだけでなく、受水槽の清掃・点検にかかる維持費や電気代、将来の修繕費といったランニングコストを大幅に削減できる非常にメリットの大きい給水システムです。

建物の規模や水圧環境に応じて適切な施工方式(直結直圧式・直結増圧式)を選択する必要はありますが、経験豊かな専門業者へ相談することで円滑に導入を進めることができます。「所有するマンションで直結給水に切り替えられるか知りたい」「現地調査や概算見積もりをしてほしい」というオーナー様・管理組合様は、ぜひ実績豊富な株式会社サンコウ設備までお気軽にご相談ください。

直結給水方式に関するよくある質問

Q 直結給水方式への切り替え工事期間中、断水は発生しますか?
A

配管の接続工事などの際に一時的な断水が発生しますが、居住者様への影響を最小限に抑えるよう配慮して施工いたします。事前に断水日時をしっかり告知し、段階的に作業を進めますのでご安心ください。

Q 4階建て以上のマンションでも直結給水に変更できますか?
A

はい、可能です。「増圧給水ポンプ」を設置する「直結増圧方式」を採用することで、中高層の建物でも水圧を確保して給水することができます。事前の水圧調査や行政手続きを行ったうえで最適なプランをご提案します。

Q 直結給水方式に変更することで、どのくらいのコスト削減になりますか?
A

受水槽の毎年の水質検査・年1回の清掃費用、ポンプ運用の電気代などが不要になるため、年間でまとまった維持管理コストの削減が期待できます。建物の規模により削減額は異なりますので、無料現地調査にてシミュレーションをお出しすることも可能です。

この記事の監修者
株式会社サンコウ設備 代表取締役 浅川 浩一
株式会社サンコウ設備 代表取締役 浅川 浩一

平成7年の設立以来、30年にわたり給排水設備を中心としたインフラ工事に携わる。これまでに30,000件以上の工事実績を持ち、現場で積み上げた確かなノウハウが強み。

大手建築会社などの仲介業者を通さず、自社で直接ご提案から施工までを行う「工事直販」のスタイルにこだわり、多くの管理組合様やビルオーナー様から厚い信頼を寄せていただいている。

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