公開日:2023年11月20日

マンションのポンプ工事は専門業者の技術が必要な工事なので、住民にとっては「お任せ」するしかない設備工事のひとつです。
しかし工事費は修繕積立金から拠出されますので、工事をするタイミングや費用を把握することは、建築関係のコストが年々上がっていく中で効率の良い修繕計画を立てる上で非常に重要な課題となります。
実際の工事の様子を知ることでポンプ工事に対して理解を深めることも、課題解決のための一助となります。
目次

ポンプ工事を行うタイミングはどうやって決めるの?
ポンプの寿命は、「ポンプメーカー」「管理会社」「行政」「各施工会社」などさまざまな立場やビジネスの方針により異なる見解が出ています。
◯ポンプメーカーA社
・消耗部品の交換は2〜4年
・分解整備は4〜7年
・本体交換は10〜15年
◯施工会社B社
・分解整備などのメンテナンスは、メーカーが設定しているより1〜2年は長くても問題ない
・メンテナンスをすれば本体交換は15〜20年が目安
◯国土交通省の「長期修繕計画ガイドライン」
・分解整備は5~8年
・本体交換は14~18年
このようにポンプの寿命の判断には幅があると同時に、現実には使用頻度や環境により大きく変化します。さらにポンプの故障は生活環境に直結する大きな問題となり「故障前の判断」が必要となるので、メンテナンスや交換のタイミングは非常に難しい判断となります。
また現在、半導体不足からポンプの供給が世界的に遅れており「故障したので直ぐに交換」ができない状況もあります。そのような現状も勘案して、一般的な目安の寿命ギリギリではなく「早めの対策」をおすすめします。
実際の工事の手順は?
①現場調査と工事計画

現場調査

工事計画策定
現場調査と工事計画策定は、効率的な工事を行うために最も重要となります。見積もりを含めた工事計画には、施工会社の経験や考え方が現れます。
②既存ポンプ撤去

既設ポンプの撤去

既存ポンプ
既設ポンプの配管状況などを見極めながら、新規の機械を設置することを想定して、撤去を慎重に行います。

既設配管の取り外し

既設配管の取り外し
③新規ポンプ設置

新規ポンプ搬入

新規配管作業
新しいポンプは、既設の機械と仕様が変わっている部分(配管の位置や口径、電気系統の仕様変更、新機能など)を考慮しながら設置作業を行います。

新規ポンプ取り付け作業

新規配管作業
特に配管に関しては、既設の水道管の劣化具合を見極めながら(外してみないと確認できない)、新しい管への交換を含めて臨機応変に対応をしながら工事します。

新規ポンプ設定作業

作業完了
もっと知りタイム
水道設備工事業者の「技術力」「現場対応力」の差を見極めましょう


ポンプ交換などの水道設備工事には「給水装置工事主任技術者」の国家資格を取得した人間が行う(指導する)必要があります。
また一般の方には分かりづらいのですが、実は工事には技術力の差が大きく現れ、工事計画や見積もりに反映されます。
また、その技術力の差は「現場対応力」にもあらわれます。たとえばポンプ交換をする際、受水槽のバルブが劣化して完全に閉まらない状況でも、既存バルブの劣化状況を調べて即座に交換をして止水し、「断水の時間を最小限に」ポンプ工事を行うといった対応も、経験と技術力があれば現場で行うことができます。
経験の少ない業者や、担当する工事に関して判断をする権限が少ない下請け業者などの場合、一度工事を止めて後日作業を再開するなどの対応になるケースもあります。
機材の搬出搬入の段取りや、配管、電気系の工事まですべての資材と工事の効率的な計画と見積もりができ、「現場対応力」のある業者を見極めましょう。
参考記事https://www.sankou-setsubi.co.jp/services/kyusui-pomp.html


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