既設の給水方式から、増圧ポンプを使い「直結給水方式」に変更することは、大きなメリットが。すぐにでも検討するべき。
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増圧ポンプとは?
●増圧ポンプを使った給水方式
増圧ポンプとは受水槽などを使用せず、水道本管に直結して、水道本管の水圧を利用し各部屋へ水を供給するポンプのことです。
築20年以上のマンションでは、受水槽や高架水槽から各部屋に水を供給する際に「加圧ポンプ」を使い水圧を上げ、受水槽を経由して水を供給する方式が多く見られます。
●増圧ポンプの設置工事
増圧ポンプを利用した直結給水方式のメリットとデメリット
●大きく次の3つのメリットがある
〇メリット1
幹線の水道管から各部屋に直結して給水するため、異物等が混入しない新鮮で衛生的な水が
供給できます。
〇メリット2
受水槽のスペースがなくなり、撤去後に駐車場などに有効活用ができます。
〇メリット3
電気代が節約でき、受水槽のメンテナンスコストが無くなるため、管理費のコストダウンになります。
●デメリットはほとんどない
デメリットはほとんどないが、タンクの撤去費用がかかる点と、災害時の貯水ができなくなるとの指摘がある。災害時の貯水は、大きな震災になると受水槽そのものも破壊されてしまうので、デメリットにはならないという見方もある。
直結給水方式に変更をするべきか?
●直結給水対応地域であれば、1度検討するべき
給水方式の変更のご相談は年々増加しています。背景には3階建マンションやビルはもちろん、5階建の建物まで(ポンプで増圧することなく)水道本管の圧力のみで直接給水する「直結直圧方式」が可能な地域が増加していることが挙げられます。地域によっては、10~15階建程度のマンション・ビルまで増圧ポンプを使うことで直接給水が可能となってきていることがあります。
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