Weekly Column

マンションの水道設備を「もっと知りタイム」

もっと知りたい「今週のキーワード」

マンション水道工事業者の見つけ方 工事業者の特徴と違い 工事業者を選ぶポイント

公開日:2024/07/11

一口に「水道工事業者」と言っても、さまざまな会社が存在します。会社の規模、業歴、工事実績、グループ会社(資本関係)、エリアなど多くの条件から、自分に合った業者を見つけることは非常に困難です。
特にマンションの水道工事は、一戸建てとは異なり、共有部分や隣接する世帯との関わりが出てくるため、「専門性」や「経験」が工事のコストや品質に大きく影響し、業者によって大きな差が生じます。
では、マンションの水道工事を依頼する業者はどのようにして探せばよいのでしょうか?

目次

◯マンションの水道工事は専門性が高い?
◯自分のマンションに合った工事業者はどのように探せばよいの?
◯工事業者選ぶ際のポイントは?

今週のもっと知りタイム

工事業者サイドの事情を理解することが「工事成功」のカギ

マンションの水道工事は専門性が高い?

一般の方から見ると、水道工事を請け負う会社はどこも同じように見えるかもしれません。しかし、実際には水道設備の工事には高い技術や深いノウハウが要求され、施工業者にはさまざまな業態や特徴があります。

 

その工事業者が「何を得意としているか」を素人目で区別するのは難しいですが、選択の大きなポイントの一つとして「ビル・マンションの水道工事に特化している会社かどうか」が挙げられます。

例えば、「ビル・マンション専門の水道業者」は、マンションの築年数や立地条件、現場での簡易な調査を通じて、工事に必要な配管の設計や劣化状況などの情報を把握し、そのマンションに最適な工事の方針を立てることができます。

自分のマンションに合った工事業者はどのように探せばよいの?

工事業者の探し方ですが、ほとんどの管理組合がまずは「管理会社」に相談すると思います。管理会社はそのマンションについてよく理解しているため、最初に相談することは重要です。

しかし、ここで大切なことは「セカンドオピニオン」を聞ける会社を探すことです。管理会社を通さずに、直接相談できる工事業者を見つけることがポイントとなります。

 

探し方としては、まず「ネットで検索する」ことです。一番の情報源として、インターネットで多くの会社の情報を収集することが重要です。ホームページには主に「良いこと」が記載されていますが、実績や最新の工事事例、工事の注意点などが素人にもわかりやすく説明されている会社を候補に挙げると良いでしょう。

工事業者を選ぶ際のポイントは?

工事業者を選ぶ際のポイントは以下を参考にしてください。新しくコンタクトした担当者に「〇〇はどのように考えていますか?」と質問をしたときの「回答」から、その業者の工事に対する考え方が分かります。

「マンションの水道工事に特化している」か?

大前提として、「マンションの水道工事に特化している」業者であることが重要です。それは必ずしも「規模の大小」ということではなく、「長年マンションの水道工事に取り組んできたかどうか」という「経験」が重要なポイントとなります。

業歴と(ビル・マンションの)工事実績は?

どんな営業トークよりも、この「数字」が信用の裏付けとなります。特に、最近どこでどのような工事を行ったかを聞くと、その会社の現状の動きが分かります。

対応地域の範囲は?

広い範囲に対応していても、移動コストは工事費用に影響します。お住まいの地域の近くに実績があるかを確認しましょう。

提案と見積もりの内容は?

その業者が依頼するマンションの工事に最適かどうかを見極めるポイントは「提案書」と「見積書」です。「安い」に越したことはないですが、「(他社より)高い」場合には、その価格の「根拠」や、その提案を進める理由が明確に説明できるかが重要です。例え「高い」見積もりでも、その提案が長期的に有効な工事であれば、信頼できる業者といえます。長い付き合いを見据えて検討することが重要です。

会社規模の大小

会社規模の大小は、特に初めての取引の場合気になる点です。しかし、大きな会社でも担当窓口が頼りなかったり対応が遅かったりすると、組織の大きさがデメリットとなるケースがあります。逆に、フットワークの軽い小規模の会社でも、大規模な工事を受けることができない場合もあります。

会社の「特徴=ウリ」は?

その会社の「特徴=ウリ」を営業担当者に尋ねてみてください。「価格」「納期」「技術」は当然のこととして、施主との「コミュニケーション力」や「説明能力」を重要視している会社は良い選択肢です。工事中に予期せぬことが起こることもあるため、その際の「コミュニケーション力」はスムーズな工事を進める上で大切な要件となります。

★★★もっと知りタイム★★★

工事業者サイドの事情を理解することが「工事成功」のカギ

水道工事業に限らず建築業界全般に言えることですが、業界の構造として「元請け」「下請け」「孫請け」と、実際に現場で作業する業者が顧客の窓口とは異なるケースが多く見られます。
 
特に水道設備工事では、「管理会社」→「設計事務所」→「(駆体)建築関連」→「設備工事会社」という形で仕事が流れることがあります。
 
このような流れで仕事が進むと、実際に工事が始まってから予想以上に「劣化」が進んでいたり、実際の配管が設計と異なるなどの問題が発生した場合、現場と顧客との間に複数の会社が介在するため、「伝言ゲーム」のような状態になり、納期やコストに大きな影響が出ます。
 
これらの業者側の事情を理解した上で、施主である管理組合もそのようなビジネス上の背景を踏まえて、工事業者の選択を進めることが重要です。

参考記事https://www.sankou-setsubi.co.jp/about.html

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